2011年 05月 19日
古いと新しいが一緒にある場所
疎開している地で久しぶりに行くことができました。
本を借りるのは地震以来です。
入り口から足を踏み入れたとたん
感じる懐かしいような匂い。
居心地いいなあ。
この感じは
好きな飲み物を手に椅子に落ち着いた時に似ています。
この頃は
大きな書店にも椅子が置いてあり
なかなかいいなと思います。
子供はじっくり座って
図書館よろしく読みます。
でも、やっぱり売り物ですもんね。
カバーを破らないかな、
挟んである発注伝票を落とさないかしら、
などと気を使うので疲れます。
図書館ですと普通に本と向き合え、
何冊借りてもただで、
自分の家の蔵書もむやみに増えない。
古い本も新しい本も一緒にならんでいるのもいいですよね。
思いもかけない本と出合ったりできます。
そうやって
好きな本をたくさん見つけることが出来た日は、
もうホクホク顔です。
「大漁!!」って気分です。
これは本屋さんでも同じですけどね^^。
今は離れていますが、
いわきには出来たばかりの大きな図書館があります。
大きな窓から空と街と緑が見えて、毎日でも通いたい場所でした。
震災の影響で蔵書の整理が出来ない今は閉館していますが、
1人15冊まで借りることができたので、家族で3,40冊。
そうなると、もちろん「お、重い」。
よろよろしながら帰りました。
返す時には家中から本を集めるのも一苦労でした。
本が多すぎてタイトルだけでは思い出せないことも多々。
私が点呼して子供が探す。
枕の下から出てきたりして、
懐かしいなあ。
さて、
こちらでは5冊まででした。
物足りなかったけれど、
それから本をかばんにいれて3時間歩いたことを考えると、
良かったかもしれませんね。
きのこパン
Kinokopan
by original-doll-k
| 2011-05-19 09:58
| 日々のこと